６月６日、県高校総体剣道競技の応援に行きました。手に汗握る熱戦で本当に興奮しました。対富岡西高校との団体決勝戦で副将戦まで１勝１敗２分けの五分、勝敗は大将戦までもつれた。さらに、大将戦でも引き分けになり、とうとう代表戦になった。両チームともやはり代表は大将であった。つばぜり合いが続く中、場内は水を打ったような静けさ、選手の息づかいだけが聞こえてくるかのようだった。勝敗は一瞬、大将田中の「メン」が決まり長き戦いが終わった。　　
　　　　　
　　　
　　
　
　
　
















　


  居合道の極意に「勝負は鞘の内にあり」という言葉がある。二つの意味がある。一つは、命がけの真剣勝負をなるべく避けるべく、平和的に勝敗を決めることである。もう一つは、真剣勝負をするまでに、今までの鍛錬の仕方を見ていると自ずと勝敗は決まっている、ということである。
　大将田中の貢献は勿論すばらしい。しかし、それ以上に、団体戦優勝に向けてチーム一丸となり、みんなで鞘の内で鍛錬したことがもっとすばらしい。みんなで掴んだ栄冠は金剛石より輝いて見えた。
　

　皆さん、こんにちは。ようこそ、阿南工業高校のホームページにお越しくださいました。
　私は、このたび着任しました　武岡　章　と申します。どうぞよろしくお願いします。

　本校は、昭和３７年に開校され、創立５４年目を迎える、県南で唯一の工業高校です。

　学校の特長は大きく二つあります。

　一つ目は、伝統です。現在、機械科・電気科・建設科の３学科がありますが、開校以来、教育方針である「ひとづくり」、「ものづくり」、「地域づくり」を教育の３本柱に掲げ、日々、学習や様々な活動に取り組んでいます。この伝統は、先輩から後輩へと脈々と受け継がれ、地域の内外で有為な人材を多数輩出してきました。「ものづくり」に興味・関心のある中学生の方は、ぜひ体験入学や本校の見学にお越しください。

　次に、部活動や各種コンテスト出場などで大変活発な学校です。いろいろな大会で優秀な成績を挙げ、そのことは学校の活性化につながっています。部活動では、忍耐力や技術力を高めるのは当然ですが、社会人としての基礎である礼儀やコミュニケーション力が培われています。明るく元気な阿工生が、二つ目の特長です。部活動で頑張ってみようと考えている中学生の皆さんを歓迎します。

　中学生やその保護者の皆さん、このホームページから本校のいろいろな取り組みをご覧ください。本校生のいきいきした学校生活や様々な活動状況を、できる限り迅速にお知らせしますのでどうかよろしくお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                        徳島県立阿南工業高等学校長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                                                                                                                   武岡　章