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2015/06/18

勝負は鞘の内にあり

| by:校長

 6月6日、県高校総体剣道競技の応援に行きました。手に汗握る熱戦で本当に興奮しました。対富岡西高校との団体決勝戦で副将戦まで1勝1敗2分けの五分、勝敗は大将戦までもつれた。さらに、大将戦でも引き分けになり、とうとう代表戦になった。両チームともやはり代表は大将であった。つばぜり合いが続く中、場内は水を打ったような静けさ、選手の息づかいだけが聞こえてくるかのようだった。勝敗は一瞬、大将田中の「メン」が決まり長き戦いが終わった。  
     
   
  
 
 
 
















 


  居合道の極意に「勝負は鞘の内にあり」という言葉がある。二つの意味がある。一つは、命がけの真剣勝負をなるべく避けるべく、平和的に勝敗を決めることである。もう一つは、真剣勝負をするまでに、今までの鍛錬の仕方を見ていると自ずと勝敗は決まっている、ということである。
 大将田中の貢献は勿論すばらしい。しかし、それ以上に、団体戦優勝に向けてチーム一丸となり、みんなで鞘の内で鍛錬したことがもっとすばらしい。みんなで掴んだ栄冠は金剛石より輝いて見えた。
 


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