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2019/03/22

3学期終業式・離任式

| by:教務課
3学期終業式・離任式を行いました。
2月の「遅刻5回以内表彰」では、101HR、102HR、22HR、23HR、24HRが校長先生より
表彰されました。
3月の「遅刻5回以内表彰」では、101HR、102HR、104HR、105HR、106HR、21HR、22HR、23HR、24HRが校長先生より表彰されました。
また、年間をとおして毎月の遅刻回数が5回以内であった「年間遅刻5回以内表彰」では、101HR、102HR、22HRが校長先生より表彰されました。

<学校長式辞>
今日で平成30年度も終わります。皆さんにとって、この1年はどんな年だったでしょうか。
3学期の終業式にあたり振り返ってみますと、
4月に阿南光高校が開校し、阿南工業高校と2校が併設した学校としてスタートしました。1年後には阿南工業が閉校し、2年生の皆さんは阿南光高校の3年生に転学するという、あまり例のない形での船出となりました。
このような中、皆さんは普段の学校生活において、多少の戸惑いもあったでしょうが、むしろこの状況をプラスに変えてくれました。
「阿南工業高校の有終の美を飾る。阿南光高校の新しい歴史を創る。」を合い言葉に、皆さんは本当によく頑張ってくれました。その代表例が、体育祭や文化祭などの学校行事、部活動等です。また、授業や実習などにおいてもよく努力をしていました。その結果、学校にさらに活気が出てきたように感じられ、学校全体として良い方向に進化していると思っています。
3学期には、全校生徒が協力して「阿南工業高校 最後の卒業式」と「阿南工業高校の閉校式」を立派にやり遂げてくれました。来賓の方々からは、「素晴らしい式でした。生徒の皆さんが素晴らしかった。」との言葉をいただきました。まさに皆さんが、阿南工業高校の有終の美を飾ってくれました。この場を借りて、心から「ありがとう」と感謝の言葉を述べたいと思います。本当によく頑張ってくれました。
さて、私はこの1年間、各学期の始業式や終業式、全校朝会等を通して、皆さんには「志を高く持って、果敢にチャレンジしてほしい」と言ってきました。
志を高く持って、目標を立て、地道に努力することやチャレンジすることが、結果はどうであれ皆さんを大きく成長させます。そして、皆さん一人一人のこのような取組が、阿南光高校の発展に繫がっていくと思います。
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く ただひとつの道だ」
これは、昨日引退を発表しました大リーグ・シアトルマリナーズのイチロー選手の言葉です。皆さんには是非、志を高く持ち、目標に向かって小さなことを積み重ね、果敢に挑戦し続けて欲しいと思います。
次に、4月からの新学期についてお話しします。
新1年生には、県内の各中学校二十数校から、新入生が入学してきます。
新2年生には、阿南光高校の現1年生の皆さんが進級します。
新3年生には、阿南工業高校の現2年生の皆さんと、新野高校の現2年生が転学します。
このように、複数の学校から生徒が集まって「阿南光高校」を構成します。
それぞれの学校の「文化や伝統」を経験した生徒が、阿南光に集結します。それぞれの学校のやり方に馴染んだ生徒が、一つの学校に集まるのです。「前の学校はこうだった、前のやり方が良かった。」などと、不平不満を言っていたら学校がまとまりません。阿南工業と新野の良き伝統を引き継いで、新しい阿南光をさらに発展させることが大切だと思います。
特に、新野高校から転学してくる新3年生は、最上級生という立場になりますが、本校には初めて登校することになります。本校のことがよく分かっていない状態ですので不安もあると思います。どうか転学してくる新野高校の生徒を温かく迎え入れ、一日も早く学校に馴染んでもらえるようにしてください。
次に、生徒の皆さんにお願いがあります。
それは、「皆さん一人一人が、阿南光という新たな学校を自分たちの手で創り上げていくという気持ちを持って学校生活を送ってほしい」ということです。そのためには、本校の河野生徒会長、新野の岨生徒会長を中心に、生徒会活動を活発にして、生徒の皆さん自らが「阿南光の新たな伝統」を創り上げて下さい。
最後になりましたが、3月31日をもって閉校する「徳島県立阿南工業高等学校57年の輝かしい歴史と伝統」に敬意を表するとともに、「阿南光高校の今後限りない発展」と生徒の皆さんの今後ますますの成長を願い、平成30年度徳島県立阿南工業・阿南光高等学校第3学期終業式の式辞とします。

   
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