6月の全校朝会を行いました。
5月の「遅刻5回以内表彰」では、101HR、102HR、103HR、104HR、105HR、
106HR、22HR、23HR、32HR、33HRが校長先生より表彰されました。
校長先生の訓話では、『挫折』についてのお話が
ありました。
「県高校総体が終わりました。本校の代表として出場
した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
どの会場でも、どの競技でも、全力でプレーする選手
の皆さんの姿に感動しました。
阿南工業の有終の美を飾るために、また阿南光高校
の新たな歴史を創るために全力で頑張ってくれた選手
の皆さんを心から誇りに思います。
その一方で、競技には必ず勝ち負けがつきます。
一生懸命努力したにもかかわらず、自分の目標が達成
できなかったり、思うような成績を残すことができずに『挫折』を感じている人も少なからずいるのではないでしょうか。しかし、よく考えてみてください。人は生きていく中で必ず挫折を経験します。挫折を経験したことのない人はいないのではないでしょうか。
今日は、誰もが経験する『挫折』についてお話ししたいと思います。辞書を引いてみると、挫折とは、
『仕事や計画が途中で失敗しだめになること。そのために意欲や気力をなくしてしまうこと』と書いてありました。大切なのは、辛いと感じられる経験(挫折)をいかにプラスに転換できるかということです。生徒の皆さんには、挫折を乗り越え、落ち込んだ気持ちを切り替えて、新しいことにチャレンジする『たくましさ』、『したたかさ』を身につけてほしいと思います。すなわち、辛さ(挫折)を乗り越え、自らを奮い立たせて、失敗しても失敗しても何度でも立ち向かっていってほしいのです。
偉大なエンジニアでありホンダの創業者でもある本田宗一郎さんは社員に対してこう言っています。
『チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ』
また、なでしこジャパン前監督の佐々木則夫さんは選手たちにこう言っています。
『成功の反対は失敗ではない、失敗を恐れて何もやらないことだ』
チャレンジには失敗を伴うことがあります。一歩を踏み出すには抵抗がある人もいるでしょう。しかし、
思い切って一歩を踏み出してみると、二歩目めは案外簡単だったりもします。とにかくチャレンジする勇気を持って一歩目を踏み出してみてください。
これからの学校生活において、生徒の皆さんが『挫折』という経験から新たな目標を見つけ、その先にある夢に向かって果敢にチャレンジしてくれることを期待しています。」(一部抜粋)