11月の全校朝会を行いました。
10月の「遅刻5回以内表彰」では、101HR、102HR、22HR、31HR、32HR、
33HRが校長先生より表彰されました。
校長先生の訓話では、『進路』に関するお話が
ありました。
先日、企業の人事担当の方と話をしていると、
新入社員の中に、「言われたことは出来るが、
自ら考えて行動できない、すぐあきらめてしまう」
という若い人が増えていて、その人たちの中には
評価されずに苦労している人がいるということ
でした。
一方、国の機関である経済産業省が、
「求められる力」や
「社会人として必要な力」
として
「社会人基礎力」というものを提唱してい
ます。
この
「社会人基礎力」とは、皆さんが日々学んでいる「基礎学力」や「専門知識」に加えて
、
「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの力が必要であるといっています。
具体的に
「3つの力」とは、
1つ目の
「前に踏み出す力」とは、
「物事に進んで取り組み、失敗しても粘り強く取り組む力」2つ目の
「考え抜く力」とは、
「疑問を持ち、物事を最後まで考え抜く力」3つ目の
「チームで働く力」とは、
「多様な人々とともに、目標に向けて協力する力」です。
生徒の皆さんには、この社会人基礎力として、この
「3つの力」が求められるということを、まずは認識して欲しいと思います。次に、自分にその力が備わっているか振り返ってみてください。全て満たしている人は少ないのではないかと思います。
では、この
「3つの力」を身につけるためにはどうすればいいのか、考えてみてください。
「基礎学力」や「専門知識」は授業で学ぶことができますが、
「3つの力」は、皆さんが生活をしている中で、自分自身で身につけることになります。例えば、クラスや部活動などの学校生活や、アルバイトや家庭生活などあらゆる場面で、皆さん一人一人の心がけ一つで身についていくものです。
何かを成し遂げようとしたときに、周りの人と一緒に、どうすれば成功するのかを考え、協力して取り組んだり、今までやっとことのないものにチャレンジし、自分なりの達成経験を積み重ねたりすることによって身につくものだと思います。生徒の皆さんには、そういったことを意識して、日々の生活を送って欲しいと思います。
2学期もあと2ヶ月となりました。地域合同防災訓練やインターンシップ、生徒会役員選挙などの行事があります。これらの行事に
「社会人基礎力」を意識して取り組み、充実した経験を一つ一つ積み重ねることによって、さらに大きく成長してくれることを期待しています。